\お菓子開発のリアル聞いちゃいました!/BAKEのお菓子開発の尽力者にインタビュー
みなさん、こんにちは。
先日発売された「しろいし洋菓子店」の新商品はもうチェックされましたか?
これからの季節にぴったりな爽やかなレモンの風味が楽しめる新商品です。
私も週末の朝、ポカポカした日差しを感じながら、このパウンドケーキを食べている姿を想像してニヤニヤしちゃいました。
さて、今回は「しろいし洋菓子店」のお菓子に、この方なしでは語れない!と言っても過言ではない、商品開発担当者の伊藤さんにインタビューした内容をお伝えします。
伊藤さんは職人さんならではの、とことん突き詰める職人気質なのですが、人当たり良く柔らかい雰囲気を醸し出しています。
なかなか聞けないお菓子開発のリアルな裏側や苦労までお話してもらっているので、ぜひ最後まで読んでいただけたら嬉しいです。
今回も対話形式でお届けします。
パティシエ〜開発〜機械製造、お菓子業に没入
りえめろ:簡単に自己紹介をお願いします〜
伊藤氏:BAKE社の新規ブランドの企画から商品設計を主に担当しております伊藤です。時には既存ブランドやオンライン商品の提案もさせていただいております。よろしくお願いします。
りえめろ:伊藤さんも前回のTさんに続き、これまでの職種がほぼお菓子に関わることと聞いているのですが、これまでの経歴をお聞かせください。
伊藤氏:路面のパティスリーからレストランなどのパティシエとして10年以上経験を積み、その後もいくつかのお菓子メーカーで商品開発を担当し、機械製造についても学びました。
りえめろ:へえ〜!!!!元々パティシエさんだったんですね✨
実際に手を使って作る職人さんから、機械製造にシフトされた感じなんですね。
今現在、お菓子の開発をお仕事にされていますが、やりがいを感じるときはどんなときですか?
伊藤氏:市場調査や原料・製造技術の知識をもとに新しいお菓子を設計や具体化していくのですが、自分の想像を超える味が出来た時や自分の考えたものが美味しいと言われた時、特にお客様から評価された時はとてもやりがいを感じます。
新しい美味しさや素材同士の組み合わせなど都度発見や可能性があることを日々考察し、次はこんなブランド、こんな商品を作ってみたいなど商品企画・開発のやりがいだと思っています。
りえめろ:いろんな工程を経てお菓子が誕生するのだと思うと、これからはその背景にも感謝しながらいただきますね🥺!
ちなみにBAKEに入社されたきっかけはありますか?
伊藤氏:当時BAKE CHEESE TARTルミネエスト新宿店の出店時から注目はしており、入社前からよく買ったりしていました。 店舗デザインからパッケージデザインまで独自性があり、おしゃれでカッコいいブランドばかり出店している印象でとても面白いお菓子屋さんだと感じていて、昨年からご縁があって入社させていただきました。
りえめろ:ご自身でもお菓子を買ったりするということは、やっぱりお菓子が好きなんですか?
伊藤氏:ほぼ毎日食べてますよ。自社ブランドの試作品から他社ブランドで人気のお菓子も買いあさって食べてますw
個人的にはチョコレートが好きです。チョコレートはブラウニーが一番好きです。
りえめろ:お!ブラウニーはcaicaの「ショコラブラウンケーキ」で開発に携わってましたよね。あのブラウニー本当に美味しくて、家族にも食べてもらいたく帰省のお土産にしちゃいました。
バターと小麦粉の比率を極限の割合にしたことで成し得た口溶け
りえめろ:BAKEに入社されてから、新規ブランドの立ち上げや商品開発をされていますが、好きなブランドやお菓子はなんですか?
伊藤氏:好きなブランドは「しろいし洋菓子店」です。入社後直ぐに携わらせていただいたブランドなのでやはり色々と苦労した分、思入れのあるブランドですね。
好きなお菓子はクッキー缶の中に入っているブールドネージュです。一般的なものに比べて「しろいし洋菓子店」のブールドネージュは口溶けにこだわり、手に持っても割れやすいくらい繊細なのですがバターと小麦粉の比率を極限の割合にしたことで成し得た口溶けだと思います。
りえめろ:確かに、オフィスと北海道工場を行き来しながら試行錯誤されていた伊藤さんの当時の姿が思い出されます・・。
情熱と努力がぎゅっと詰まったクッキー缶なんですね。
開発にあたっての苦労や大変なことを教えてください。
伊藤氏:商品を開発する上でやはり味の部分は美味しいのはもちろんのこと、BAKE社内で納得のいくクオリティでなければ、世に出る事はありません。提案したものが工場で製品化するためにはどのようにすれば良いのか、工場の開発担当者とも何度も話し合います。
さまざまな条件を乗り越えながらも「しろいし洋菓子店」のお菓子は人の手で一つ一つ丁寧に作られているので、新商品などもいろんな要望に柔軟に対応してくれます。
りえめろ:人の手で一つ一つ丁寧に作られているのは手間ひまもかかり大変だと思いますが、その分人の手でしか表現できない繊細さが感じられるんでしょうね!
どんなことを意識して「しろいし洋菓子店」のお菓子を作っていますか?
伊藤氏:しろいし洋菓子店に登場するキャラクターやお菓子たちは物語に紐付いた商品ですが、まずはこんなお菓子、こんな素材の組み合わせが面白そう、美味しそうから入っています。その方が独自性のある自由度の高い商品設計が出来ますし、だからこそ物語に出てくるキャラクターがより個性豊かで魅力的なストーリー構成に繋がっているんだと思っています。
りえめろ:へえ〜!お菓子があってから、キャラやストーリーが肉付けされているのですね!
しっとり感にとにかくこだわっているパウンドケーキ
りえめろ:今回の新作スイーツのコンセプトと力を注いだ点があれば教えてください。
伊藤氏:架空のパティスリーしろいし洋菓子店のコンセプトが素材にもこだわり、商品を手にとった人々がぐっとこちらの架空の世界に引き込まれるような、没入感覚を提供するブランドを目指していますので、今回の新作も世界観や新たな物語とお菓子に没入しながら楽しんで頂けるように考えました。
りえめろ:今回の新作で注目して食べてほしいポイントはどこですか?
伊藤氏:クッキー缶もおすすめなんですが、新作のウィークエンドシトロンも是非食べて頂きたいです。しろいしのパウンドケーキはとにかく「しっとり感」にこだわっているんです。
今回のウィークエンドシトロンも北海道自社工場の開発担当者と幾度も試行錯誤して作りました。
個人的にはを冷蔵庫で冷やした状態て食べても甘酸っぱく、ひんやりとして、季節が暖かくなるこれからの時期にオススメです。
りえめろ:なるほど!冷やして食べるのも美味しそうですね。やってみます🍋
ちなみに今回の新商品はじめしろいし洋菓子店のお菓子をどんな方におすすめしたいですか??
伊藤氏:一つの缶の中にさまざまな味と異なる食感のクッキーがぎっしり詰まっていますので、大切な方への贈り物としても喜んでいただけると思いますし、ご家族や自分へのご褒美スイーツとしてなど、とにかく沢山の方に食べて頂きたいですね。
そして、しろいし洋菓子店の商品を食べたことがある方も、まだ食べたことがない方にも、この時期にしか味わえない、しろいし洋菓子店の「ひだまりの休日」シリーズも是非食べてほしいです。
今後も沢山の方々に手にとって楽しいでいただけるような、お菓子やストーリーをBAKE社皆んなで考えていきたいと思います。
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しろいし洋菓子店の商品開発を担当された伊藤さんにお話をお伺いしました。
お菓子ひとつひとつにストーリーや思いが込められていたり、いかに心が動かせる美味しいお菓子が作れるかということに全力を注いでるということを知ると、お菓子をいただくときの楽しみ方もより広がりそうです。
ぜひ渾身の新作をご賞味ください!
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<スタッフにインタビューシリーズ>
▶︎第一回:“市場の洋菓子はほぼ網羅”BAKE the ONLINEスタッフインタビュー第一回/お菓子コンシェルジュT氏